休職の決断

女性

交感神経系の過剰興奮

休むことへの不安が強いというのは、うつ病の症状の一部でもあります。この不安を乗り越えて質の良い休養に入れるかどうかが、うつ病治療の山場になります。休むことを恐れるあまりに、休業前と全く同じ状態で復帰しても、何の意味もないわけです。それだけでなく、うつ病をさらに悪化させて、職場での信用を失う可能性も高いです。うつ病を発症してから、休養を決断するまでの期間が短い人、休業後スムーズに休養を取る態勢に移行できた人は3か月から5か月程度の休業で復職することができます。一方、無理をして出勤し続けた期間が長い人や休業後にうまく休養が取れずに動き回ってしまった人や休養のために良い環境をつくれなかった人は、休業期間が長引くことが多いです。うつ病は本来、質の良い球速が取れれば、長くても6か月程度で回復する病気です。それ以上に長引く場合には、そもそも球速がきちんと取れていなかったか、それとは別に回復を妨げている因子があるかのいずれかになります。こうしたケースでは、休養がきちんと取れているかのチェックと診断や治療法の見直しを検討していく必要があります。専門の医療機関を受診するタイミングとして、うつ病の場合、睡眠障害と情緒不安定という二つの症状が基準となります。しかし、それ以外にも、うつ病の初期症状としてあげられるものがあります。それは、うつ病に伴う心のエネルギーの低下によるものと、心のエネルギー低下を埋め合わせるために生じる症状です。心のエネルギーが低下すると、身体面では倦怠感や疲れやすさとなって表れることが多いです。精神面では思考や集中力の低下、さらに悪化すると興味を喪失し、これらはうつ病の症状としてはよく知られています。また、エネルギー低下の埋め合わせとして起こるのは、交感神経の過剰興奮です。身体面では、頭痛や発汗などとして表れ、睡眠の質の悪化はここに含まれます。加えて、食欲の低下がみられることも多いです。精神面では、イライラなどがみられます。そして、一つのことが気になって、繰り返してしまうので先に進まなくなる反芻思考もこの影響下にあります。うつ病の初期症状では、心のエネルギー低下による症状が表に出にくいことがほとんどです。そのため、早い段階でサインをキャッチするなら、交感神経系の過剰興奮を目安にするとわかりやすいです。

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