職場復帰に至るまで

医者

経済的負担も考慮

うつ病の治療をスタートさせた当初は、睡眠覚醒リズムが不安定なため、不眠や昼夜逆転が起こりやすくなります。また、自律神経系の身体症状を伴うこともよくあります。何もやる気が起きず、気分の落ち込みも激しい時期なので、まずはじっくりと主治医の指示に従い、自宅療養と薬物療法を行うことが必要です。そうしていると、だんだんとうつ病の症状が抜け始めます。今までは考えることすら面倒であった、職場のことを意識するようになり不安を強く感じることも多いです。加えて、ずっと家にいると罪悪感に駆られて、早く職場復帰をしなければと焦り始めることは増えてきます。しかし、この段階で復帰するのは時期尚早です。このリハビリ期を越えると、睡眠や覚醒のリズムも整い、気分の波は多少あるものの、おおむね、気分良く過ごせる日が増えてきます。ここまでくれば、主治医からも職場復帰が可能と診断されることがほとんどです。ここで大事になるのが、リワークプログラムです。どのような職場復帰支援プランを練ることができるかが、再発予防の分岐点となるので、慎重に検討していくことが重要です。うつ病の治療には当然、費用が発生します。治療にかかる費用は、病院によってもさまざまです。症状によって処方される薬も異なるので、初診では3000円から5000円、再診なら3000円前後の見込みになります。費用差は、基本的に薬の処方の差によって生まれることが多く、新薬かどうかもポイントになります。また、初診であれば補助的に行う検査などによって、異なることも多いです。薬の処方に関しては、新しすぎる薬は医師個人の治療経験として臨床不足であることからなるべく避けるようにしている病院もあります。医師の方針によって処方に仕方は違いますので、注意が必要です。うつ病の薬物療法は、再発予防期まで含めて長引きやすく、1年以上服用は継続しないといけない場合もあります。経済的な負担を和らげるためにも、従来から使用されていた抗うつ剤などで、コストパフォーマンスのいいものも処方してくれる医師もいることを念頭に置いておくことが大事です。一方で、新しい薬を積極的に使っていくスタイルの医師もいますので、薬代が高いと感じるときは、医師に相談するようにします。

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